diary.

 

 

 


可愛い妹は若さゆえの潔癖さを失ってちょっと疲れてた。以前は会うたびに、だめなものはだめって叫んで、自分はああはなりたくないって叩いて、壮大な夢の話を聞かせてくれた。その頃はきらきらしてて、ぼんやり生きてる私からは眩しかった。今は別人みたい。理由はわかるから全肯定できいた。何しても無駄やと思う、って投げやりに言ってて哀しかった。もう人生でしたいことがないとも言ってた。私のように精神が壊れてる人に会ったら安心するらしい。お役に立てて何よりです。都合いいだけの恋愛してる私に向かって、もし全部理解して変えてくれる人が出てきたらどうするの?そっちへ行くの?って訊いてきた。そのつもり。


夜中、以前付き合ってた人と会った。すごい優しかった。就職の相談乗ってくれた。私はあの子の心も職場も滅茶苦茶にしたのに。細長くて血管が綺麗な手首にいっぱい傷があったけど深くは聞かなかった。


何かもっと明るい話ないんかな。面接行ってくる。志望度低いから練習がてら適当に受ける。それでも通る。コツは掴んだ。